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板橋区医師会在宅医療センター

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研修報告 Cure&Careミーティング

2017年5月「自立・自律 フィンランドからのおくりもの 開かれた対話によるこころのケア」

5月9日(火曜日) 19時から21時
テーマ 「自立・自律 フィンランドからのおくりもの 開かれた対話によるこころのケア
    ~オープンダイアローグ~」
講師 翠会ヘルスケアグループ みどりの杜クリニック
   院長 森川 すいめい先生
 平成29年度のC&Cミーティングの年間テーマは『自立・自律について考えよう!!』です。第1回はみどりの杜クリニック院長の森川すいめい先生に講師をお願いしました。オープンダイアローグとは対話・会話を意味し、1980年代からフィンランドで実践されている精神科治療法だそうです。この日は訪問看護ステーションKAZOCの三ツ井直子さんが先生の対話の相手として参加してくださり、先生と三ツ井さんお二人がオープンダイアローグを実践しながら研修が進みました。先生は、トム・アンデルセンの言葉として「専門職のすべきことは(患者・利用者にとって)安心であり安全な場を作ること」と対話において大切なことを教えてくださいました。また、相手をIt(もの)ではなくHuman(人)として向き合うこと、ゆっくり丁寧であること、支援者のヒエラルギーをなくして本人が語れる場を作ることなども重要であると話され、日々の自己の行動を思い浮かべ〝ハッとした″参加者もいたようです。後半は、体験型のワークを行い、5人1組になり話し手、聞き手、観察者に分かれ「聞くこと」と「話すこと」を丁寧に実践しました。シェアすること、判断・否定的なことは入れない、決めつけない、自分の考えを一般化しないことなど、ここでも対話をする時の態度について学びました。
 オープンダイアローグを初めて知る参加者も多くいましたが、アンケートには患者・利用者と会う時には「安心で安全な場を作ること」をやってみますとの記載が多くあり1回目の研修としての自立・自律支援は、本人の話を聴くことから始まるという基本姿勢を改めて学んだ研修会となりました。
文責 塩原
 
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